小さな平和活動

課外活動として、大学院の教室にて、須佐宏先生の主催で映画「ひめゆりの塔」(1995年)を鑑賞する会を実施しました。

須佐先生曰く「私にできる小さな平和活動」とのことで、昨年度から実施しています。

 

6月18日は、陸軍から学徒隊に「解散命令」が出された夜でした。

壕を出て、どこに行けというのか、と「ひめゆり平和祈念資料館」の展示を見たときの感想を今でも忘れられません。

ガマと呼ばれる壕が非常に暗かったこと、実際に資料館で見学した記憶もよみがえりました。

「ひめゆりの塔」の映画は、時代の流れや軍の命令に従って生徒を動員させてしまったこと、教師として生徒を守ろうとする責任感、生徒を動員させたことで死なせてしまったこと、怪我をした生徒を置いていかざる得ない状況の判断、自決するのか降伏するのかの判断、諸々の状況であなたならどうするのか、考えさせられ続ける2時間でした。

そして願わくば、このような状況に立ちたくないと強く思います。 

 

イランに攻撃を始めたイスラエルに対して、「自衛」だと味方したG7サミットは昨日終了しました。

平和を維持していくことの難しさを、我々は常に思い出す機会が大事なのかもしれません。 

 

ひめゆり平和祈念資料館(https://www.himeyuri.or.jp/himeyuri/study_war/)